従来になかった機能が、
ワインの体験価値を
高めてくれています。
2025.05.02 Update
THE CELLAR Toranomon
株式会社カーヴ・ド・リラックス
執行役員 営業部 統括マネージャー
人見 裕介 氏
新たに設置したテイスティングルームの構想
を膨らませるきっかけになりました。
- 豊富なワインが並ぶ店内の様子は圧巻のひとこと
常時2500種類を取り扱う国内有数のワイン専門店
世界中で造られ、愛されているワイン。ブドウの品種や土壌、気候、醸造方法によって味わいが大きく異なることは広く知られている。
だからこそ、適切なものを最良の状態で提供するワイン専門店の存在は貴重だ。1999年に創業したカーヴ・ド・リラックスは、国内外のワイン関係者から常に高い評価を得てきた。それを支える目利き力について、執行役員で営業部 統括マネージャーを務める人見裕介氏はこう語る。
「ワインは、食事の時間を楽しむための最高の脇役であり、時には主役にもなる存在です。
そんなワインに魅了された私たちスタッフが、日々生産者の方々や輸入業者さんからひとつひとつのストーリーを聞き、試飲をして厳選したものばかりを取り揃えています」
そう聞くと品数が絞られているようだが、銘柄数は常時2500種類以上と膨大。しかも、高級ワインだけでなく、1000円~3000円のリーズナブルなデイリーワインが充実しているところに、「ワイン造りに情熱を燃やす生産者の方々の想いを、お客様の『ワインのある楽しい生活』につなげたい」と人見氏が語る同社の理念が表れている。
- 2023年10月に新設された試飲会でも使用する居心地の良いテイスティングルーム
「適切な温度管理」がセミナーや試飲イベントの課題
その理念をさらに追求するため、体験型店舗へと進化し、店名も「THE CELLAR(ザ・セラー)」と一新したのが2023年10月のことである。最大の変化は、店舗の奥に新設された約20名が入れるテイスティングルーム。この空間で大きな役割を果たしているのが、日本ヒーター機器のワインショーケースだ。人見氏は次のように説明する。
「テイスティングルームは、お客様にワインをもっと深く知ってもらえる空間として設置しました。現在、セミナーや試飲イベントなどを毎月7~8回開催しています。そうしたイベントで難しいのが、ワインの適切な温度管理なのです。
特に赤ワインは、銘柄によって異なるものの10度から14度の間にしたいところですが、冷蔵庫だと冷え過ぎてしまいますし、エアコンでそこまで落とすと部屋が寒くなってしまいます。この難題を解決してくれたのが、日本ヒーター機器のワインショーケースです。従来のワインセラーになかった縦置きで、ラベルが見やすいよう照明が施されているのも、セミナーやイベントでの活用に適しています」
- 試飲イベントなどでの様子を語ってくれた統括マネージャーの人見裕介氏
既製のワインセラーを使わずに日本ヒーター機器の製品に関心を持った理由
実は、THE CELLARでは基本的に既製品のワインセラーを導入していない。テイスティングルームは壁一面がワインセラーとなっているが、これは新設時にエアコンとガラス扉を取り付け、オリジナルでつくりつけたものだ。
「既製品のワインセラーを業務用で使うには、コスト面もメンテナンスの手間も見合わないというのが正直なところです。だから、新しくワインセラーを入れるつもりは全くありませんでした。でも、日本ヒーター機器さんの製品には、従来品にない特徴がいくつもあったので、ひとまず試作機のモニターになってみたんです」
人見氏の心を動かしたのは、前述した「縦置きできる」 「照明でラベルがきれいに見える」の2点だった。改装前で、体験型店舗へと進化させる構想を練っていた時期でもあり、「適切な温度管理がなされたワインをお客様に提示できるツール」に顧客に提供できる体験価値の新たな可能性を感じたのである。
「レストランへの持ち込みをされるお客様も多いので、“飲み頃温度”のニーズは意外と多くあります。試作機を置いたところ、縦置きでラベルが映える照明ということもあって、『あのワインは?』とよく質問されたんです。通常のワインセラーだと横になっていますし、冷蔵庫に入れると中身が見えないので、お客様からそうやって質問を受けることはないんですね。THE CELLARへリニューアル後にセミナーや試飲イベントを増やそうと思っていたので、そうした双方向のコミュニケーションが生まれるツールは効果を発揮するのではないかと考えました」
- デザイン性の良さも評価が高く、設計段階から2台置くことをきめていたそう
シンプルかつシックなデザインと高級感ある間接照明も評価のポイント
すぐに人見氏は、テイスティングルームの設計にも手を入れた。日本ヒーター機器のワインショーケースを2つ、ぴったり入るように調整したのである。
「ショーケースのデザインがシンプルかつシックなのと、間接照明で高級感があるので、テイスティングルームの雰囲気とも調和しています。2つ入れたのは、赤ワインと白ワインで温度が変わるからです。2度から20度まで温度調節ができるので、温度管理に必要以上の配慮をすることなく、セミナーやイベントの運営に集中できて助かっています」
1つのケースで10種類を並べられるのも、セミナーやイベントでは重宝しているという。
「お客様自身がラベルを見て選んだワインを、その場で最適な温度でサーブされる体験は、あるようでないと思うんです。当社が店舗を全面改装して『THE CELLAR』と店名を一新したのは、新たな体験価値をご提供するためですが、日本ヒーター機器さんのワインショーケースはそれをしっかりと後押ししてくれました」
今後、ポップアップストアなどさまざまな展開での活用も視野に入れていきたいと話す人見氏。日本ヒーター機器のワインショーケースは、同社が目指す「ワインのある楽しい生活」の可能性を広げるツールとなっていきそうだ。
都内に5店舗構えるワイン専門店、カーヴ・ド・リラックスが運営。
日本ワインを始め、世界各国のワインを多数取り揃えてます。
- 営業時間
- 11:00~20:00
- 定休日
- 無休 (正月三箇日を除く)
- 所在地
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